アグリコ講師派遣の講習会
広島・岡山合同木刀
■日 時  2007年10月20日(土)〜21日(日)
■会 場  広島県 安芸高田市・三次市  
■テーマ  雲海、果樹園、商品撮影、山里の様子を撮る
■対 象  アグリコミュニケーション 中国地方アグリコMLメンバー
講師:アグリコミュニケーション理事長 冨田きよむ氏                         
写真:井上延安清香、延安弘行、、海地、加藤 
  文責:加藤


いつまでも気温が高く紅葉も遅れ気味のの広島県北部を中心に、中国地方では2年ぶりになる木刀が2日にわたり開催され,広島・岡山の他に鳥取からの参加者もあり有意義な研修となりました。
 1日目 雲海撮影(三次市 高谷山展望台)
木刀初日は早朝4時半より雲海撮影の予定でしたが、当日の天候の加減で霧がほとんど発生していない状態でしたが、霧が発生している状況を仮定しての撮影実習となりました。

構図や露出などの説明のほかに、普通雲海を撮影に来ると日の出前の朝焼けの状態だけを撮すことが多いのですが、赤く染まった状況だけでなく青みがかった様子も同時に抑えておく事が大事で、単一的な物の見方をしないように教えてもらいました。
  朝の川を撮る
広島県北部から日本海にぬける中国地方で最大の川、江の川河川敷に移動して風景の切り取り方を教えてもらいました。
良いあんばいに光が差し込み、川面に映りこみ幻想的な景色の中での撮影実習となり、講師の冨田氏が一言「江の川ってえらい川だなあ」と言っておられました。
  梨園を撮す
私の梨園に移動して、果樹園の撮影を教えてもらいました。
梨園ではタイミングが悪く曇天で日が陰っていたため、雲が切れて日が差し込むタイミングを待っての撮影となり、改めてお日様のありがたみを実感する事になりました。
  室内での撮影
私の家に移動して商品撮影を行いました。

特に廊下を使った撮影では、廊下にこの様な使い方があるとは、全く思いうかばずまさに目からウロコが落ちる思いでした。
朝食をイメ−ジした撮影では、まず参加メンバ−が配置して撮影を行た後、講師により配置換えを行い再び撮影を行いました。

配置が違うだけでだんぜん美味しそうになり、参加者全員ため息をつきました。
初期配置 講師設定配置
  野外での撮影
商品撮影後昼食をはさみ天候が回復してきたので、外に出て人物を中心にした撮影を行いました。
夕方の撮影ではベストな撮影場所を探すために、色々な場所をみて回る(ロケ−ション)を実際に移動しながら教えてもらい、短時間で効果的に撮影場所を探すことの大切さと大変さを実感することが出来ました。
  江の川夕景
日が沈むまでまだ時間があるため再度江の川に夕日を撮影するために急きょ移動を始め、時間が限られている中良い撮影場所を見つけ撮影を続けていると、なにやら賑やかな鳴き声が聞こえ始め、しばらくすると鴨が現れ少しずつ撮影場所に近づき始め、最終的には人を全く怖がらず、撮影している場所の前まで近づいてきました。
  2日目 江の川周辺
初日に引き続き江の川を下流に向かって移動しながら、周辺の様子を撮影しました。

最初に江の川に沿って走るJR三江線の撮影から始めましたが、1日3往復のロ−カル線のため一度タイミングを外すとしばらく撮影できなくなるため、場所を固定しての撮影となりました。
三江線撮影時背後にある赤い橋(唐倉橋)が目にとまり、橋の基本的な撮影方法を教えてもらいながら各自撮影を始めました。
橋を真っ直ぐ撮すコツは立ち位置を中央に固定して撮すように教えてもらったのですが、私の場合バランス感覚が悪いのか後から撮影画像を確認すると、ほとんど傾いて写っていました。
更に下流に向かって移動していると、舟に乗って落ち鮎漁をしている人を見かけました。
偶然たどり着いた迦具神社での撮影が、最後の撮影実習となりました。
  撮影終了後 
迦具神社での撮影が終了したのち昼食をはさみ、各メンバ−が撮影した写真について個別に講師の冨田氏に講評してもらい、予定外のサ−ビスとして冨田氏の撮影した写真を見ながら解説まで聞かせてもらい、あっという間に終了時間になりました。


2日間にわたり時には厳しく時には丁寧に長時間の指導をしていただいた、冨田氏に深くお礼を申し上げます。
今回の木刀は初参加の人が多かったのですが、講師の冨田氏による撮影指導でプロの技術をまのあたりにする事が出来、参加者全員が機会があればぜひまた参加したいと言っていました。
中国地方のメンバ−も少しずつ増えているので、遠くない時期に中国地方でまた木刀が開催されることを願っています。


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