アグリコ講師派遣の講習会
北海道立農業大学校 マーケティング講座
■2006年10月25日(水)、26日(木)
■会場 北海道中川郡本別町 北海道立農業大学校  
■対象 農業経営研究科1年
                写真 文責 島貫 亨
講師:アグリコミュニケーション理事長 冨田きよむ

これまで農業大学校マーケティング講座は札幌で行われていましたが、今回は本別の大学校で行われました。
2日間にわたり行われた講座は、使える農業マーケティングと実際の写真撮影のコツについての講義、実習が行われました。
講義を受けた学生8名は農業後継者とこれから新規就農を目指している若者達であります。
当日の講習の様子
■25日午前
使える農家のマーケティングについて、講師からお話がありました。
「自分は何者であるか」
物を売るためにまず初めにきちんと考えなければならない大切な事ではあるが、多くの農家がこれまで考えてこなかった事である。

講義を受けた学生達は二十歳前後でしたので、若いうちから自分の進んでいく道をきちんと見極め、計画を立てて進んでいって欲しいと思います。

北海道立農業大学校 マーケティング講座
写真撮影
教室での講義が終わり早速野外での撮影実習。
カボチャを枯れ葉の落ちる芝生へ置き、レフ版で光を反射させる。
カボチャがこんなに光るのかと、学生一同驚きの声が上がりました。
カボチャ
■25日午後
天気予報が見事良い方に外れ、午後からは太陽いっぱいでの撮影となりました。
強い光を利用し朝食を撮ったり、小豆の商品撮影等を行いました。
小豆撮影

毎日学生生活を過ごしている校舎の中のなにげない風景の中には、美しいシーンがたくさんあるのでありました。
マウンテンバイク 校舎中庭 もみじ

構内のあちらこちらでは農作業実習が行われていました。
玉葱選別 玉葱
放牧場の牛 大型トラクター

■26日
アグリコメンバーのHPを見ながらの講義です。

HPはまず情報量が豊富でなければならないのが大前提であります。
作物の生育状況についてはもちろんではありますが、農業とは一見関係のないおらが街の情報や、家族の様子を4コマ漫画にしたコンテンツ等が実は重要なのであります。

農家の暮らしぶりを伝えるのは大切な事であります。
作物を育った街の様子はどんなで、農家の嬉しかった事、楽しかった事、悲しかった事がどんな事だったのか。
どんな思いで家族がひとつになって、愛情込めてひとつの作物を育てているのか。

農家の思いが伝わるHPでは商品が売れるのです。


教室内での講義が終わると、写真撮影実習です。
アグリコHPを見ながらの講義 一昔前のジャニーズ風ポスター撮影


農作業の様子を伝えるための周辺情報につての実習です。
農作業とは関係ないと思われる倉庫内の様子、農機具の写真も作業風景を伝えるためには大切であると教えて頂き、各自思い思いの写真を撮っていました。
農機具庫 リヤカー 農作業道具

農作業
脱穀前の大豆 脱穀風景 脱穀された大豆
学生達や学校の先生方は、講師の熱のこもった講義や実習に耳を傾けていました。

学生の中には、すでに直売を始めている農家やこれからインターネット産直をしていこうかと考えているようでしたので、今回の講義をこれからの学生生活や、卒業後の農業経営に生かされていく事を願います。
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