アグリコ自主研修福井木刀
■日時 2005年12月7・8日
■会場 福井県池田町 農林公社ファーム・F
■講習テーマ 撮影の基本とRAW画像の処理・ワイドレンズの使い方、他満載。
■講師 NPOアグリコ 理事長 冨田きよむ
文責:長尾 写真:朝倉 井上 小倉 角田 中村友紀 山口 長尾
■講義の内容
昼食中も質問攻めにあう冨田さん (1)雪景色の撮影・WBと構図の切り取り方
(2)ストロボを使った商品撮影
(3)RAW画像の画像処理のやり方
(4)ワイドレンズの使い方
(5)最適なカメラの設定方法
■撮影画像
雪景色のデジカメの撮影では、ホワイトバランスの設定が非常に難しくなる。カメラによって設定方法などはそれぞれ違いがあるが、オートでの撮影はきびしい。実際撮影した画像を、パソコンで色修正する。今の少し上級者向けのデジカメには、RAWという画質で撮影できる。いろいろなソフトを使って色温度などの修正を行った。今回講習で用いた、画像処理ソフトは3種類。
かなり高価なソフトではあるが、今後WEBやチラシ作成時にも必要になってくるであろう。
画像処理前 画像処理後
実際、何も考えずに撮影した場合のRAW画像。左の画像のように全体の露出を測ると雪の色空の色、屋根の暗い部分の色がおかしくなる。ソフトを使って空の色、雪の色 屋根の色を調整してみる。ずいぶん見やすくなった。このようにどうしても使いたい失敗写真があった場合、非常に役立つソフトなわけです。
トマトの撮影ですが、撮影方法で大きな変化がみられます。
意味のない余分な空間がある写真はおかしいけれど、空間をしっかりと
表現できれば、商品のインパクトは強烈な物になります。
この時期のトマトはどうしても夏のトマトに比べると色が悪いのですが、
ストロボを使って、冬の曇天であっても美味しいそうなトマトに写るんです。

ワイドレンズの使い方

今回、天候が非常に悪く、外の撮影がほとんど無理であった。急遽、昼食場所のそば道場でそば打ちを体験しながら、ワイドレンズでの撮影を行った。農作業や圃場での撮影で、ズームレンズは使い慣れている。しかし参加者みなワイドレンズをほとんど使った事がなく、ワイドレンズに悪戦苦闘(T_T) しかも暗い屋内での撮影のコツなどもほとんどわからない状態であった。
今回は気心の知れたメンバー。冗談をいいながら出来るかぎり接近した撮影が出来ましたが、実際家へ帰って、妻や亭主を相手にあれだけ接近した撮影ができるのだろうか?
ワイドレンズでの人物撮影はやはり、迫力があります。
写す側も写される側も、気合が必要です。
もちろんその場所の説明写真や、光を読みながらの撮影も
忘れないように。
うすらばかな・・・撮影風景(^^)
両日悪天候のため、早朝撮影はなくなった。初日9時スタートの12時間ぶっ続けの講習。二日目、8時間の合計20時間の長丁場となった。事前テレビ講習会も開催されたので、実質何時間に及ぶ講習だったのだろう? 引き続き今回の講習会が、年明けから各地で開催される予定です。
パソコン持込が8台、一眼レフユーザーが8人、コンパクトでも高性能なニコン5700が4人。講習レベルもだんだん高度になっていく、参加者みんな終盤は頭のCPUがいっぱいでした(@_@;)
- Copyright(c) 2003-2005 NPO AgriCommunication. All Rights Reserved -